2019/09/17

Xvfbで仮想ディスプレイを作成する方法

背景


映像出力の無い状況下で、WebRTCといった映像系のWebアプリケーションを動作させようとすると、正常に動作しない場合があったため、仮想ディスプレイを作成する方法を調査した。

記事の目的


Xvfbで仮想ディスプレイを作成し、アプリケーションの映像出力を仮想ディスプレイに設定する

Xvfb


ここでは、Xvfbで仮想ディスプレイを作成する方法について記載する。

Xvfbの導入方法

Xvfbの導入方法は以下の通りである。
  1. xvfbをapt installする
  2. $ sudo apt install xvfb 
  3. Ubuntu起動時にxvfbを自動起動するように設定する
  4. $ sudo nano /etc/rc.local
    ...
    Xvfb :99 -ac -screen 0 1024x768x16 &
    exit 0
    
    上記の設定で、ディスプレイ番号99が仮想ディスプレイとして設定される。
  5. PCを再起動する

仮想ディスプレイを映像出力先としてアプリケーションを実行する方法

実行方法は以下の通りである。(例としてFirefoxを使用)
$ env DISPLAY=:99.0 firefox

備考

  • 描画処理は動いているため、その分CPU(GPU)リソースは消費される

まとめ


  • Xvfbで仮想ディスプレイを作成した

参考文献



変更履歴


  1. 2019/09/17: 新規作成

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