背景
仕事で、ディープラーニングのモデルを学習させ、結果をエッジに組み込む必要が出てきた。ここでは、モデルの学習環境構築の方法について記載する。
記事の目的
Kerasを導入する
Kerasの導入
ここでは、Kerasの導入方法と使用方法について記載する。
Kerasとは
KerasはPythonで書かれた、TensorFlowまたはCNTK,Theano上で実行可能な高水準のニューラルネットワークライブラリである。利点
- pipで簡単に導入できる
- Tensorflowと比べて学習コストが小さい
- 学習モデルをTensorflowなどに移植可能
導入方法
Kerasの導入手順は、下記の通りである。(GPU対応版)- CUDAをインストールする(現時点では、CUDA10.0)
- cuDNNをインストールする(要ユーザ登録)
- Python 3.6をインストールする
- tensorflow-gpuをインストールする
- Kerasをインストールする
$ pip install tensorflow-gpu
$ pip install keras
$ python
>>> from tensorflow.python.client import device_lib
>>> device_lib.list_local_devices()
...
[name: "/device:CPU:0"
device_type: "CPU"
memory_limit: XXXXXXXXX
locality {
}
incarnation: 10479716717325198190
, name: "/device:GPU:0"
device_type: "GPU"
memory_limit: XXXXXXXXXX
locality {
bus_id: 1
links {
}
}
incarnation: 3656906984786649108
physical_device_desc: "device: 0, name: GeForce GTX XXX XGB, pci bus id: 0000:01:00.0, compute capability: X.X"
]
CPU版の場合、GPUに関する記述がない。使用方法
Kerasの使用手順は、下記の通りである。$ python
>>> import keras
Using TensorFlow backend.
まとめ
- Kerasの導入方法について調査、記載した
参考文献
- Python初心者 Anaconda Navigator / Jupyter notebookでKeras, Tensorflow 実装
- keras、tensorflowをCPU版からGPU版に変更する
変更履歴
- 2019/09/14: 新規作成
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