2019/09/26

CUDAの導入方法(Ubuntu編)

背景


GPUで並列処理を行うために、CUDAの導入が必要となった。

記事の目的


UbuntuにCUDAを導入する

CUDA


ここでは、CUDAの導入方法について記載する。

CUDAとは

CUDAは、nvidia社が提供する並列処理ライブラリである。

利点

  • 実装に関する情報が豊富である
  • TensorflowやOpenCVなど、機械学習や画像処理に関するツールはが基本的に対応している
  • C言語ライクな記述でプログラミングできる

導入方法

OSやマシンにあったCUDAのインストーラ方法は、公式ページから調べることができる。
今回は、Ubuntu16.04へCUDAを導入する手順について記載する。
  1. CUDAのアーカイブをダウンロードし、aptに登録する
  2. $ wget https://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/ubuntu1604/x86_64/cuda-ubuntu1604.pin
    $ sudo mv cuda-ubuntu1604.pin /etc/apt/preferences.d/cuda-repository-pin-600
  3. OSやマシンにあった承認キーをダウンロードページから探す(今回は、/ubuntu1604/x86_64/7fa2af80.pub)
  4. 承認キーをダウンロードする
  5. $ sudo apt-key adv --fetch-keys http://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/ubuntu1604/x86_64/7fa2af80.pub
  6. CUDAのレポジトリを登録する
  7. $ sudo add-apt-repository "deb http://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/ubuntu1604/x86_64/ /"
  8. CUDAをインストールする
  9. $ sudo apt-get update
    $ sudo apt-get -y install cuda
  10. PCを再起動する
  11. $ sudo reboot

CUDAのサンプルプログラム

CUDAのサンプルプログラムのmake方法は、下記の通りである。
$ /usr/local/cuda-10.1/bin/cuda-install-samples-10.1.sh ~
$ cd ~/NVIDIA_CUDA-10.1_Samples
$ make
上記の場合、~/NVIDIA_CUDA-10.1_Samples内にサンプルプログラムの実行ファイルが作成される。

アンインストール方法

CUDAのアンインストール方法について記載する。
$ sudo apt remove cuda-10-1
$ sudo apt autoremove
$ sudo apt remove libcudnn7 libcudnn7-dev libcudnn7-doc
$ rm -rfv ~/NVIDIA_CUDA-10.1_Samples/

まとめ


  • UbuntuにCUDAを導入する方法ついて調査、記載した

参考文献



変更履歴


  1. 2019/09/26: 新規作成

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