背景
システムの全体設計で配置図を作成する必要があり、Gitで差分管理が可能な配置図作成ツールを調査した。
記事の目的
PlantUMLで配置図を作成する
配置図
配置図について記載する。
配置図とは
配置図は、システムの物理的側面(ハードウェア構成や通信経路等)を記述したものである。配置図の描き方
- 要素
@startuml
actor Actor
card Card
cloud Cloud
component Component
database Database
file File
folder Folder
frame Frame
interface Interface
node Node
package Package
storage Strage
@enduml
システムの構成要素を表す。 - 利用者(Actor)
利用者を表す。
- カード(Card)
認証カードや社員証などのカードを表す。
- クラウド(Cloud)
AWSやAzureなどのクラウドサービスを表す。
- コンポーネント(Component)
クラスやオブジェクトなどのソフトウェアの最小単位
- データベース(Database)
SQLやMongoなどのデータベースを表す。
- ファイル(File)
データの最小単位。
- フォルダ(Folder)
ファイルをまとめた構造体を表す。
- フレーム(Frame)
特定の構造、規則に基づいて作成されたソフトウェア群を表す。
- インターフェース(Interface)
ネットワークインターフェースなど、複数要素の接続点を表す。
- ノード(Node)
PCなどのハードウェアの最小単位
- パッケージ(Package)
特定の目的のために作成されたソフトウェア群を表す。
- ストレージ(Strage)
NAS、blob-strageなどの記憶媒体を表す。
@startuml
node "Controle PC" {
frame "ROS" {
component "Controle node"
}
}
@enduml
システムの親子関係を表すことができる。
@startuml
node "Control PC" as p{
frame "ROS" {
component "Control node" as c
component "Communication node" as com
component "rviz" as r
}
interface "/dev/usb_ctr" as i1
interface "Full size HDMI" as i2
interface "LTE dongle" as i3
}
node "Robot arm" as a
node "Monitor" as m
cloud "Cloud vpn network" {
interface "10.0.0.2" as n1
}
/'ROS network'/
com --> c
c --> r
/'Control network'/
c -> i1
i1 --> a: USB
/'Monitor network'/
r -left-> i2
i2 -down-> m: HDMI
/'Communication network'/
com <-left-> i3
i3 <-up-> n1: LTE
@enduml
システムの接続関係を表すことができる。矢印はデータの流れる向きを表す。ノードの中身を抽象化し、省略する場合もある。 まとめ
- PlantUMLでコンポーネント図を作成する方法を調査、記載した
参考文献
変更履歴
- 2020/05/06: 新規作成
0 件のコメント:
コメントを投稿